

発想を支える織機と技術で、デザインの可能性を広げる。
大阪万博にも採用、世界へ広がる米沢織
前身の佐隆繊維株式会社は1931年創業。長年にわたり米沢織の機屋として繊維業界を支えてきました。2012年、事業の発展とともに株式会社ソトージェイテック佐隆事業部として新たな展開を進め、BtoB向けの織物製造を中心に、国内外のブランドに生地を提供しています。
幅160cmの織機18台を備え、大量生産にも対応できる一方、希少なカラミ織機6台を保有し、技法と機械を守り続けています。米沢産地の未来へ繋げるために失ってはならない織機であり、職人の技術も次世代へ継承すべきものと考えています。
社内には歴代の開発レシピが保管され、それを活かした企画にも取り組んでいます。 また、東北整練(株)と共同開発を行い、新たな可能性を広げる挑戦を続ける中で、MVA®︎加工を施した生地を大阪万博向けに開発。万博のユニフォームにも採用されました。
今後も職人の技術を受け継ぎながら、さらなる進化を目指します

現場とデザイナーがつながり、理想の生地を織り上げる
2012年にソトージェイテック佐隆事業部となってからは、取り扱う糸の品目が大幅に増加し、ウールや綿などの天然繊維を積極的に活用することで、新たな開発が進んでいます。
米沢産地は化合繊繊維の開発を得意としてますが、ソトーグループの加工技術を活用することで、化合繊維にとらわれない素材提案が可能となり、綿100%のジャガード織物など多様な織物の開発が実現しています。
また、私たちの強みのひとつが幅190cmの超広幅織機の保有です。通常の織機は170cm幅が主流ですが、この織機を使うことで柄や素材の自由度が高まります。特にストレッチ糸を使用した場合の横方向の縮みに対応しやすくなり、生地幅を企画の許容範囲に納め、裁断効率を向上させることができ、デザイナーの想像を具現化する機械でもあります。
このような技術革新によって注目を集めることで、工場の活気を維持することは、他の関連業者である撚糸や整経、染色工場を支え、産地全体のものづくりを守る重要な役割を担っていると考えています。

Product Focus

Reversible Skirt
ジャカード織が生み出す立体感と程よい光沢が、上品な華やかさをプラス。ウエストゴム仕様でストレスフリーな履き心地も魅力です。シーンに合わせて表情を変えられるこだわりのスカートは、普段使いにもぴったり。カジュアルに着こなせるのに、きちんと感も叶えてくれる一枚です。
Company Information

Member
株式会社ソトージェイテック佐隆事業部
織り
担当者名 | 漆山智 |
住所 | 山形県米沢市城南2丁目3-93 |
メール | sr-s.u@sotoh-j-tec.co.jp |