生地1877年創業、米沢産地とともに歩み続ける織物の匠

ジャガード × 丸編み、独自の機械背景で織る未来

明治10年(1877年)創業の青文テキスタイル株式会社は、米沢産地の老舗として地域の繊維業界をけん引してきました。創業当初は和装を手掛けていましたが、市内で最も早く洋装生地の生産へと転換。時代の変化を柔軟に受け入れ、新たな織物を生み出す姿勢は今も受け継がれています。

最大の強みは、ジャガード織機とジャガード丸編機の両方を併せ持つ、世界的にも希少な生産体制。異なる技術を社内で組み合わせることで、織物と編物の特性を活かした独自の提案が可能です。

また、「開発の青文」と称されるほど、創業当初から技術開発に力を注ぎ、優れた職人を積極的に採用。機械の特性を熟知し、最適な生産体制を構築することで、品質と意匠の両面で優れた生地を生み出しています。こうしたものづくりへの情熱は、国内外のブランドから高く評価され、時代を超えて進化を続けています。

技術と感性を掛け合わせ、求められる織物を確かな形にする

業界でいち早くPE収縮糸を先染めに展開し、その糸を縦糸として織物に活用する技術を確立しました。現在も同社の主軸となっており、ファッションだけでなく、スポーツ分野でも幅広く採用されています。

一方で、編物部門では、天然素材を中心としたものづくりを進めており、素材が持つナチュラルな風合いとニット特有の柔らかさがリラックス感のある心地よいカジュアルウェア向けの生地として評価されています。

こうした高品質なものづくりは、「作る人」「技術者」「機械設備」の3つの軸が大きく関係し、このバランスを見極め、それぞれの強みを最大限に活かせる環境づくりに注力しています。 「作る人」は企画を担い、糸の選定、ジャガード柄の構成を決め、それをもとに「技術者」が「機械」と向き合い、新たな挑戦に対しても前向きに取り組み、経験と技術を活かして実現を試みます。

こうした経験の積み重ねによって、設計と製造が密接に連携し、独自性の高い織物が生み出され、機能とデザインの両立を求めるアパレル業界のニーズに応えながら、多様な分野へと展開しています。

Product Focus

COMFORT STRETCH JACKET

モンテディオ山形の公式スーツに採用。ストレッチ性のある上質な生地が、快適な着心地と洗練されたシルエットを両立。動きにフィットしながら、美しく見せる一着。日常にも馴染むデザインで、シーンを選ばず活躍します。

Company Information

Member

青文テキスタイル株式会社

織り 編み

担当者名寺島規人
住所山形県米沢市東2丁目7-163
メールaobun@aobun.co.jp